子供に整体なんて?・・・首を傾げた方も多いかもしれません。
しかし、現代ではそういうわけにはいかないようです。
昔の子供は、みんな外で遊んでいました。
それも、一つのことだけでなく、色々な遊びをしていました。
こういった遊びの中で、体中の筋肉を使い、色々な関節を多方向に動かすことで、「柔軟な筋肉と関節」を作っていたんですね。
しかし、今はほとんどの子供が、遊び=ゲームという状況です。
子供に「ゲームをするな!外で遊べ!」と言っても、友達も家でゲームをしていて公園に行っても遊ぶ相手がいません。今の時代は、外で遊べる環境もそうそうありません。
こういった環境の変化が、「体の硬い子供たち」を作る大きな要因になっているわけです。
でも、この「体が硬い」ということが、成長期の子どもにとってどんなデメリットがあるのでしょうか?
成長期に体が硬いために、本来もっと背が伸びるのに、それをしっかりと伸ばせないでいる子供が多くいます。筋肉や関節が硬いと、背が伸びにくいんですよ。
また、運動能力が低下します。そして、怪我をしやすいです。
特に、スポーツをやっているお子さんをお持ちの親御さんには聞き逃せない話ですよね。そして、子供の成長を妨げるいろいろな症状が出てきます。
- 成長痛(オスグッド病)
- 疲れやすい
- 運動機能の低下
- 運動機能の低下から虚弱体質
- 喘息・アトピー
- 食欲不振(周期性嘔吐症)
- 循環不良
- 呼吸不調
- 全身の代謝作用が不調になる
- 精神不安による不登校や、睡眠不良による学力低下など
体が固いまま大人になると・・・
体が硬いということは、体に歪みがあるということです。
体の歪みから、様々な不調がでてきます。
▶︎ 猫背・ストレートネック
猫背の人は、肩が前側にすぼんでいるために、呼吸が浅く、呼吸器系に不調が出ることが多いです。また、猫背の人は、ストレートネックになりやすく、肩こり、首痛、頭痛、めまい、耳鳴りなどを起こします。
▶︎側湾症
脊柱が横にねじれながら曲がってしまう病気です。特発性側湾症は、原因が不明で成長とともに湾曲が進みます。子どもの頃は、自覚症状が無いことが多いですが、だんだんと、腰痛や背中痛、首痛、股関節痛など、様々な不調が起こります。
▶︎O脚、X脚
主に膝の関節に不調が出ることが多いです。 成長期には、オスグッド病を起こしやすくなります。(膝の成長痛) O脚・X脚の人は、股関節に歪みがあるので、股関節、膝、足首、などの下半身のみでなく、肩・首・にも不調が出ます。
▶︎その他
坐骨神経津 頭痛、、顎関節症 、骨盤の開き 、関節可、動域の減少 、下痢、便秘、睡眠障害、眼精疲労、冷え性、不妊症
私たち大人が子供にしてあげられること
大人になってからこれらの症状で悩まないために、子供の時にきっちりと矯正しておいてあげる事が必要なのではないでしょうか?
昔は『子供はズレない』とよく言われましたが、そうではなく『子供はズレます』。昔の子供は、ずれた身体を、柔軟な筋肉と骨格を動かすことで、自ら歪みを治していたのです。
また、寝ているうちに直していたともいえます。寝返りを打つ子は元気だと言います。そうやって歪みを直しているんです。人には自然治癒力がありますから適切な動作は、プラスに作用します。これら作用は、柔軟な筋肉と関節があってこそ働きます。
毎日のケアとしては、ストレッチを習慣にすることで、確実に体は柔らかくなります。しかし、すでに「身体が歪んでいる」という場合は、ストレッチそのものの効果が出にくい場合もあります。
そんなときこそ、整体が有効です。
子どもたちを取り巻く環境が大きく変わっている以上、その部分を補ってあげるのが私たち整体師の仕事です。
子どもの身体は、大人と比べるとまだまだ柔らかく、整体はとても効果があります。
当院の子供整体では、子供の身体能力を引き出し、大人になったときに、地に足をつけて、自分の力で生きていけるように手助けをする施術を行います。
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